あらすじ(BookLive引用)
ラビウス侯爵家の令嬢フェリシアは、父の再婚に伴って、まだ七歳にもかかわらず家を出ることになる。
新たに暮らすことになったのは、領地の辺境にある、森の中の屋敷。しかし、彼女が屋敷に到着してしばらくしても、侍女も誰もやってこない。冒険者ギルドを通じて侯爵家に問い合わせると、「もう面倒を見ないから、あとは勝手に生きろ」という返答が届く。フェリシアは、自分が一人屋敷で忘れられる運命にあることを知る。
ただ、彼女が暮らし始めた森の中の屋敷は、とても変わったものだった。何代か前の侯爵家当主の弟が住んでいたというそこには、自作らしき魔道具やおかしな畑、気になる地下室も。彼女は心機一転、謎の屋敷で、気ままな一人暮らしを満喫することにする。
感想
母親が無くなり父親が国王の娘と結婚し、一緒に住むのが嫌ということで離れて1人で気ままに暮らしたい話。最後に周りに人がいない森の中にある昔やばそうな人が住んでた家をもらい、そこで従魔(馬と狼)半自給自足していくって感じ。
主人公のフェリシアは7歳とかだけど、母親の英才教育と一応前世(日本)記憶を少しだけ持ってるので1人でやれるぐらいの知識はある。
転生ものっぽいけど、前世の記憶はあまりなく知識を活かしてあれこれするってのはほぼない。あっても知識だけで実際はできないっての基本。なので、現状無双系とかではなく、どちらかというとサバイバル感がある。
登場人物はほぼフェリシアが中心で、他の人との絡みはあまりない。一応ギルドの受付の人とか町で最初に話しかけられたガタイのいい男(良いやつ)とは絡みあるが、フェリシアからかかわるようなことはない。
まあ、そもそも1人で気ままに生きていきたいって感じなので、現状はそういうのはなさそう。ただ、学園とか話出てきてたし、どう考えてもフラグにしか思えないので今後は増えていくだろう多分。
どちらかというと従魔たちとの絡みの方が多いかも?1巻では馬と狼を従魔契約し一緒に暮らすが、かなり頭が良いのかフェリシアの言葉を理解できてるので色々と手伝いとかしてる。狼の登場は後半で、仮契約?なのでまだ絡みは少ないけど。
馬は元戦場で戦ってたのもあるかもしれないけど、狼は従魔になる前同じ魔物の熊と戦っていたが、狼も熊も割と賢そうな戦いをしてたので、この世界の魔物は頭が良いのかもしれない。
それか実はフェリシアが魔物と通じる力を実は持ってたり?一応転生者だしそういうなんかありそうでもない。今んところそんな描写ないけど。
ただ、フェリシアは転生者だが、この世界ではどうやらけっこういる感じらしいし割とそれが普通なのかも。だけど、もらった家も実は転生者は転移者で、失われたとされる転移魔法を使えたらしいので、やっぱりなにかあるかもしれない。というか転移魔法使えるようになりそうだけど、さすがにアイテムを通してとかになりそうか?
あと、もしかしたら今後同じ転生者と絡む話もあるかもしれない。
そして、もらった家が実は転生者だったってところからの話はけっこうワクワクした。転移魔法や元住人の転生者についてもだが、家で見つけたアイテムで転移した先の滅びた帝国のところとかのワクワク感。
そしてその先であったやばそうな魔物(鳥)に怯えるところとかとても良かった。まあ上空から一方的に攻撃出来て、ある程度の防御もあるのはやべーよな。
アイテムが壊れちゃったのでそこら辺の話はだいぶ先になりそうだけど、まだ元住人の転生者の謎とかもあるし今後明かされるかは分からないが楽しみではある。あと、やばそうな魔物はなんか仲間になりそう感。
また、他にも割と最初の方で父親の嫁となった王女さんがフェリシアを始末しようとしているので、2巻以降はそういった暗躍にも巻き込まれていきそう。そんな中はたして、自由に気ままな生活ができるか、帝国や転生者の謎は明かされるのか今後の展開に期待したいと思う。
まとめ。
女の子が従魔たちと気ままに過ごしていくのが好きならばおすすめの作品。転生もので物語にもかかわってきそうだけど、知識無双とかではなく現状しつこすぎないぐらいなので、そこら辺はストレスなく読めた。
1巻は気まま生活だけど、暗躍だったり学園がありそうなので今後もあまり変わらないと良いなー。